ここへ訪れた事業主様は、ご自身の事業の決算書を一年に何回みたことあるでしょうか?
「数字」というものが大変重要であると認識していれば、おそらく、税理士事務所の指導のもと、毎月締めくくる「試算表」を眺めて、自身とそして事業所・会社の一ヶ月の行いを振返ってていることと思います。
一方で、確定申告時期の春( or 法人決算申告月)にしか見ない事業主様もいることでしょう。
なかには、申告のようなめんどくさいものは妻(もしくは身内)に一切を任してあるから、
一度も決算書は見たことが無い!こんな方もいることでしょう。
腕に職をつけて自営をしている方なんかではこういったケースは多いと思います。自分は良い仕事をこなす、妻は台所をキリモリする。すべてが上手く行っていれば、これはひとつの理想の形だと思います。
さて、では決算書とは、誰のために、なんで、どのようして、作られるものだろうか?
また、銀行さんなんかに、「この決算内容では・・・・」と、紙切れ1枚見て全てを知り尽くしたかのようにレッテルをはられてしまう、決算書というものはどんな内容が悪いのか、はたまた、良いのか?
「良い決算書」というのは誰に対して良い決算書のことを言うのだろうか?
自分? 妻、親、身内? 従業員? 税務署? 取引先? 銀行?
上場会社をはじめとする株式公開会社は、最低でも4半期毎に決算公告をする。そして、もちろん、月次決算をして、毎月血眼になって数字を見て、現状認識、問題共有をする。
それは・・・・「当たり前」だろ!! と。
この「当たり前」というのはなんで当たり前なのだろう?
大きい会社だから当たり前なのだろうか?
中小零細企業・個人事業主はこの「当たり前」のことをしているところは意外に少ない。
このギャップはなぜだろうか?どこにあるのだろうか?
何らかの原因や認識不足、理解不足があるからではなかろうか?
また、あなたにとっては決算書は本当に見る必要がないのかもしれない・・・。
そんなことを考えるキッカケをここで掴んでくれれば幸いかと思います。
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